自転車ひとり旅〜風に誘われ、趣くままに〜

自転車旅で出逢う風景や人々の記録です。同好の士とのつながりや交流のきっかけになるといいかなと思っています。

四国縦断へ(その1、佐田岬へ)

前回の小旅行で、再び前脛骨筋を痛めてしまった。5月GWに予定していた四国縦断自転車旅は完走できるかどうか、自問自答の日々。そもそも出発していいのかどうか。今回は、相棒との二人旅で、自転車1台を乗り継ぎながら、それぞれが75kmくらいを走れば、1日で150km進める。そうすると佐田岬から鳴門まで2日で行ける。相棒は楽しみにしているし、どうしよう。勇気ある撤退、あるいは、やぶれかぶれの出発。

前回の自転車旅から10日間の間、自転車に乗ったのは1回だけ。足を冷やしたり温めたりしながら、痛みはやわらいできた。少しずつ距離を伸ばしていけばいいか。初日の佐賀関までの旅程は、40kmだけ。調子がよければ2日目は60km。それでもなお調子がよければ3日目は75km。自転車屋さんのお兄さんからはアイシングが重要と教えてもらった。SPD何とかという靴も購入した。ペダルにうまくはめられるかどうか心配だけれど。

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5月3日午前6時、痛みはまったくない。決行しよう。久大本線の上り電車に乗って日田駅からスタート。車は少なく風もないが、緩やかな上り坂が続く。SPD靴もペダルにはまり快調である。2時間半くらいで目的地の豊後中村駅に着いた。わずか40km。今日の予定は完了。ここで相棒と交代。相棒は向かい風の中水分峠を越えて佐賀関へ。中村駅で次の電車が来るまでで3時間もある。アイシングして、昼寝して、こうやってブログを書いて、とってもゆっくりだ。

 

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ふと、時刻表を見ると、日豊本線幸崎駅から佐賀関までのバスの接続が悪いことが判明。出航15分前に着く。それでも大丈夫のような気もするが、どうしたものか。タクシーは1600円もかかる。相棒も気が付いた。話し合いの結果、幸崎駅から相棒は早いバスで先に港へ。交代した私が幸崎からの7.6kmを自転車で。そうすると十分余裕で着く。アイシングもした足でもう一回乗るのかという思いと、これくらい乗れなくてどうするという思いと、タクシー代高いという思いが交錯しながら、このプランになった。

 

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今日は、ここまで。合計47.6km。明日は何とかなるだろう。船に乗って、佐田岬三崎港に着いた。すぎやま旅館。家族経営のあっとホームな宿だ。ちょうど花火大会もしていた。花火を見終わって早々に9時には寝るとする。明日、足の痛みが出なければいいが、と不安を抱えつつ。

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