三浦半島へ(その2)
朝、目覚めると、そこには雲ひとつない青空が!
というのは映画とかドラマの世界のこと。しとしとと雨が降っている。tenki.jpの1時間予報を見ても、午前中は雨。しかも、三浦市は風速8メートルの南風。雨雲ズームレーダー、青や黄緑がかかっている。どうしよう。予約している民宿は当日キャンセル100%だ。7500円を流して、都内で1日ぼんやり過ごすのか。宿泊費が別にかかる。7500円を惜しんで、この雨風の中を、しかも強風の中を三浦半島の突端まで行くって、どんだけモノ好きなんだ。まだ、自転車旅始めたばっかしだし。
しばし、熟考。
スタートします。雨の中の自転車旅もあるだろう。いいことばかりが人生ではない。雨も吹けば風も吹く。自転車屋さんは言っていた。アルミ製だから錆びないですよって。よっしゃ行こう。
小雨の中、登山用レインウエアを着てスタート。ホテルの女主人は大丈夫ですか?みたいな顔で見送ってくれた。川崎駅を過ぎたあたりから、かなりの雨。寒くないのが幸い。ちょっと、トンネルの駅で雨宿り。鶴見線国道駅。ここがあの、知る人ぞ知る、昭和時代風の駅か。映画の舞台にもなったらしい。
よし、今日は、ぶらぶらと観光しながら行こう。最短で57kmなんだから。たいしたことはない。