自転車ひとり旅〜風に誘われ、趣くままに〜

自転車旅で出逢う風景や人々の記録です。同好の士とのつながりや交流のきっかけになるといいかなと思っています。

四国縦断へ(その2、大洲から西条へ)

5月4日。曇りのち晴れ。この日は西条市がゴール。150km。相棒と分けて、70kmくらいにしてもらった。足の調子は快調!アイシングの効果抜群!朝6時34分のバスに乗って大洲市へ。相棒は佐田岬の尾根沿いに大洲市を目ざす。バスの中から絶景の海の写真を撮ったり居眠りしたりしていると、8時には着いた。大洲城で相棒と合流。大洲市内の町並みをのんびり散策。肱川がとても美しい。11時には出発。川沿いに走り出すと、ああー、気持ちいい、これこれ、こういうのをしたかったんだ。ロードバイクのタイヤが舗装道路にこすれる”コー”という音が心地いい。四国初乗り。

 

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6km走ったところで、今日のお目当て、「おりおんおうちごはん」。仕込み中と書いてあるけど、ドアを開けて訊ねると、いいですよ!と言ってくれた。テレビで見た感じと違って、割に狭く、インド風装飾がいっぱいだ。このお店で間違っていないだろうか、ちょっと不安になる。おそるおそる聞いて見る。「ここは、あのこころ旅の…」「そうそう、見て来られたんですか」そうだった。火野正平の色紙も見せてくれた。とにかく大きな明るい笑い声でにぎやかなお店である。カレーも500円で安い。ああー、トッピングもすべきだった!お店のお姉さんに見送ってもらって、長浜の架道橋を目指す。

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結構な向かい風だ。架道橋の写真を撮った次目指すところって、特に決めていなかった。ネットで調べると、夕日がきれいなJRの駅が有名らしい。そこを目指そう。このあとも快調に飛ばす。すぐ側に海の香りを感じつつ、多くのサイクリストと挨拶を交わしながら、車の少ない国道を行く。

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灘駅に近づいてくるが、線路は国道の上の方を走っている。この先で海岸線に降りてくるのだろうか?あ、車両が見えた。ちょうどこの時間に来るんだ。しかし、駅は上にある。そうか、下灘駅は国道よりも上にあって、遮るものがなにもない景色が素晴らしいということなのか。ぐるっとまわって下灘駅へ。たくさんの人だかり。車、バイク、自転車、徒歩。様々な人で賑わっている。なぜか記念写真は、みんな後ろ姿を撮っている。へぇー。よし、ここで一枚パシャリ!

 

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せっかくなので、次の列車が来るまで大休憩、にわか鉄道写真家に。よし、次を急ごう、先は長い。あとは観光名所は特にないというか調べていない。相棒との交代ポイントは東温市奈良駅。相棒はここから峠を越えて西条市に向かう。ありがとう相棒、この旅では峠越えばかり担当してもらっている。なにせ、おいら、脛の傷が癒えねえんだ。本当に、だんだん、脛が痛くなってきた。しかも、ものすごい向かい風。ひーひー。相棒は内子町も観光してきたから、交代まで時間がある。見奈良駅の側の温泉に浸かる時間がある。今日はここで終わり。65km。結構へとへとだ。途中休憩を30分入れたけれども、向かい風は応えた。温泉にゆっくり浸かり、見奈良駅の待合室でアイシング。駅員さんが話しかけてくる。

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そのあとは伊予電鉄、JRを経由して西条市へ。相棒の方が早く着いていた。峠大変だったね。